結婚後プレゼントしてくれない夫に妻から離婚は切り出せるの?

0625002 離婚する前に読んどくべき知識
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こんにちは。当サイト管理人の鈴木愛理です。
今回のお悩みはプレゼントをくれなくなった夫と離婚は出来るのか?

寄せてくださったのは、都内在住のパート主婦、真彩さん(仮名・32歳)。

かなりタカビーで我儘にも思える真彩さんのお悩みに答えるのは。

女流官能小説家・前田穂花さん。

いつもはこの私、愛理が皆様のお悩みに答えるパターンではありますが。

たまにはいろんな立ち位置の女性からの意見を入れた方がいいのかと思いまして。

お一人目の回答者として、ご自身もバツ2の離婚妻であり、性を通して男女の愛憎を描くことをお仕事にされている穂花さんをお招きしました。

「性は生」とよくいわれがちですが、その人間の根本を描かれる穂花さんの思いっきりのいいお答え、ちょっと楽しみですね…不謹慎かしら?

それでは相談者の真彩さん、そして回答者の前田穂花さんのご登場です。

結婚後プレゼントしてくれない夫に妻から離婚は切り出せるの?

私は32歳のパート妻です。子どもはありません。

大学時代のサークルで知り合った4歳年上の主人とは3年前に結婚しました。

女子大生の時から私はかなりモテモテで、他大学のOBとしてサークルに参加していた主人にハートを射止められた時、私の取り巻きからはどよめきが起こったほどでした。

主人は大手広告代理店勤務で、とりあえず食べるには困らないのですが。

今だって自分の洋服や化粧品くらいは自由に買いたいので、それで彼のつてでいわゆるギョーカイ系のバイトをしています。

毎日必死でママをやっている同級生に比べれば、私はそんなに老け込んでいないと思います。

主人に決めた理由は、彼の勤務先のキラキラさもさることながら、彼が「ミツグくん」だったから。

誕生日、クリスマス、バレンタインデーやホワイトデーはいうまでもなく「出会い記念日」「はじめてのキス記念日」そして「はじめてのエッチ記念日」…ことあることに彼は私をプレゼント攻めに遭わせてくれました。

「ジェラートピケ」のナイティ「サマンサタバサ」のバッグ、そして「ヴァンドーム青山」のプラチナのピンキーリングには、私の誕生石のエメラルドがあしらってあって…彼のくれるプレゼントはラグジュアリーな上に、女の子の心をギュッと掴むセンスのよさがあり、そこに私は惹かれたのです。

新婚生活がスタートした当初も、給料日には必ず花束を手に帰ってくる彼だったのにこのところは忙しいことを理由に何もプレゼントを買ってくれません。

先月の私の誕生日、彼はあろうことか仕事のうちといって飲み会に行ってしまい、朝帰りでおめでとうの一言もありませんでした。

主人は私のことをもう愛していないのでしょうか。

いわゆる「釣った魚にエサはやらない」ってヤツなのでしょうか??

そういえば、このところは夜の生活もありません。最初の頃は週末のみならず時間があれば求めてくるような彼だったのに、ここ半年くらいは疲れた、そういってずっと「レス」。

私も自分の年齢を考えれば、そろそろ第一子をとも思うのですが。

最悪のシナリオですが…もしかしたら主人は私以外の女性と関係を持っていたりするのでしょうか?

万が一、彼がこのままの態度を続けるのであれば、私も子どもがいないうちに人生をやり直すべきなのかと思います。

彼は今のところ年収1千万円越えなので、私も人生の時間を3年も主人に捧げた代償として、それなりの請求を辞さないつもりです。

モノが愛のすべてではないと思いますが、女たるもの、愛は目に見えるかたちで示してもらいたいのです。

だけどそれすらしてくれない主人と、例えば離婚というものは妻である私から切り出せるものなのでしょうか。

ご回答をよろしくお願いいたします。
(東京都・真彩・32歳)

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《官能小説家・前田穂花の回答-結婚後プレゼントしてくれない夫に妻から離婚は切り出せるの?

前田穂花
管理人の愛理さんからご紹介いただきました女流官能小説家の前田穂花です。

もともとはフツーのOLでしたが、33歳の時から15年近く官能小説を書いています。もっぱらコンビニの「18禁」コーナーに置かれた男性誌の読み切り小説を書いてまいりましたが、私の読者層は圧倒的に若い女性。

今はネットに過激すぎるともいえるアダルト映像が溢れている時代。

そういったビジュアルに頼りがち、若しくはいわゆる「パソコンの中の嫁」に疑似恋愛をする男性各位に対して、女性のほうがイマジネーション豊かなようで、だからこそ私の読者は女性が占めるのかと個人的には思っています。

まあ、現在はアマゾンで私の作品は読めます。興味があればぜひよろしく。
しっかり自分の宣伝をさせていただいているえげつない私ですが。

「えげつない」といえば、この質問者さんも相当なもんだよね。
愛理さんもおっしゃっているけど、まあ本当にタカビー。

「ミツグくん」とか、いつの時代の話だよ(笑)って思ったりもしますが、うんうん。記念日っていう奴が「出会い記念日」「はじめてのキス記念日」「はじめての…」ああ。この質問者さん、女子高生かしら?

しかもその「ミツグくん」なご主人は大手広告代理店勤務??
彼がクリエーターなのか、それとも営業職などに就かれる男性なのか、このお手紙だけではちょっとわかりかねますが、もうご主人自体がブランドなわけなのよね。

そして、その彼がくれたプレゼントというのが。
「ジェラートピケ」のナイティや「サバンサタバサ」のバッグ、そして「ヴァンドーム青山」の誕生石の入ったピンキーリング…うんうん。

つまり、ごくフツーな感じでルミネ辺りの駅ビルのテナントに入っているんだけど、一般的な男性には名前を聞いても??ってカンジのブランドで、且つ品物はカワイイのに、お品物のプライスはちっとも可愛くない…っていうところがいいわけね。

これがもし「オーバドゥ」のナイティで「ヴィトン」のバックで「ティファニー」のピンキーリングだったら、逆にラグジュアリー過ぎて有難味がないってワケですよね。

ビミョーな高級感で、だからこそオンリーワンな演出が徹底された、そんな彼からのプレゼントが質問者さんにはきっとたまらなかったんだよね。

私もそういうセンスのいいものをいただくのは好きですよ。ガチでブランド名バーン…っていうものは、それ自体はいいんだろうけど、バブルの名残みたいで今さらちょっとこっぱずかしいですしね。

だけど。それにしてもこの質問者さんは未だにバブリーな匂いがプンプンしますね。私も最初の旦那と結婚していた頃はバブル真っ盛りだったけど、彼もまあ何かにつけ花束を買ってくるオトコでしたよ。

そののち、花束を渡している相手が妻である私以外にもいることが判明し、それで離婚に至ったんですけれどね。

その頃は、新宿三丁目辺りにも花屋はひしめいていて、ウォータービジネスの女性に一番喜ばれた手土産は花束といわれていました。

無論、ブーケと一緒に手渡される札束に「夜の蝶」のお姉さま方はもっとお喜びだったんでしょうけれども。

まあ、この景気低成長の明日をもわからぬ現在にあって、花なんかよりまずは食べるものを持ち帰って!というのが大多数の既婚女性の本音だと思います。

そういう意味において、この質問者さんは新聞もお読みにならないのか、それとも「必死でママをやっている同級生」の皆さんに余程爪弾きにされて、結果友達もなく現実をご覧になる機会がないのかはわからないんですけど。

質問者さんはどこまでもおめでたい女性だなあと思います。

正直に言って、質問者さんのお話を伺っている限りでは、リコンはムリだなあと思います。

「釣った魚にエサはやらない」んじゃないんです。一旦入籍したからには、無駄な出費は極力慎み、家計を健全に運営することこそが夫婦の務めです。

そういう意味においてご主人がかつてのようにプレゼントを買わなくなった理由は、逆に彼が夫婦としての未来を真剣にお考えである証拠かもわかりません。

ご主人の伝手で「アルバイトはしている」とおっしゃる質問者さんですが。
働きに出る理由だって「家計を支える」という意味合いよりは、むしろご自身の虚栄心を満たすための出費に充てるため。

これはもう「老け込まない」どころか、完全にお子チャマの物言いです。

こんなことをもし、家庭裁判所で「婚姻を継続し難い重大な事由」つまり離婚の理由として主張すれば、質問者さんはただ失笑されるだけでしょう。

夫婦の営みもここしばらくないとのことですが…私は仕事柄、男性にもかなりきわどい内容のインタビューを試みますが、こりゃあ「抱きたくなくなる嫁」決定ですよ。

やっぱり男性もただ妻のカラダで劣情を晴らせばそれでいいってもんではなく、夜遅く疲れて帰宅したところを心身ともに癒してもらいたくて、それで愛おしい妻を求める、というのが本来の「夫婦のセックス」ですからね。

言いかたを変えるなら、夫婦のセックスとは「コミュニケーション」です。

その果てに妊活という子作りのそれや、さらにはうまくいかない場合の「不妊治療」があるわけです。

本来は夫婦が仲よく幸せであるためのセックスが、まずは子どもを持つためのそれだったりするのが原因で、たちまちのうちにレスにもなるわけです。
話が逸れましたが。

私が男性だったら、果たしてこういう奥さんと愛を交わしたくなるかしら…。

質問者さんはいわゆる「ツンデレ」ってわけでもないんですよね。私がご主人だったら、ちょっとノーサンキューかな。

同じ女性目線で見て、私がそう感じるのだから、ご主人としては如何ばかりなのか。

家で高飛車な嫁を抱くよりは、ラブアフェアに走ったほうがよほど男性として心身ともに癒されていいともいえるでしょうね。

そういう意味では、ご主人がほかの女性と関係を持っていてもおかしくはないとも言えますね。

ただ結論から言って。
いずれにしても「プレゼントをくれなくなったから」夫の妻に対する愛情が薄れたと感じる、だから妻から離婚を切り出す、なんていうのは「婚姻を継続し難い重大な事由」としてはまったく通用しませんね。

例外的に、入籍の際にきちんと文書で「夫は妻に対してプレゼントを年に○○回贈る」みたいなものを交わしていれば、婚姻そのものが夫婦間の「契約」ですから、それを破った契約不履行として訴えを起こすことは出来ます(といっても、離婚にまつわる争議については「調停前置主義」に則ってまずは調停の場での話し合いからなのですが)。

結婚したカップルの三組に一組が離婚してしまうという現代においては、もともとは主に欧米で盛んだった風習なのですが、日本でも行政書士を通じて婚姻の際の契約書を交わし、一週間当たりの夫婦生活の回数や、月当たりの外食に行く回数から、ふたりの間できちんと取り決めを交わしているカップルも一定数存在しているといわれています。

さらには夫婦のいずれか、あるいはお互いにその取り決めを守れなくなったら離婚だとし、離婚の際の財産の分け方や、その際ふたりの間に子どもが生まれていた場合、その親権は如何にするのか、みたいなことまでを用意周到に取り決めて入籍するカップルもかなりいるそうです。

年配の方々からすればもうただの驚きでしょうが、離婚がもはやタブーではなくなった現代だからこそ、はじめが肝心だともいえますし、そういう取り決めを行政書士という専門家の力を借りてまで交わすということは、それだけお互いが結婚というものを真摯に捉えていて、お互いを大切に思っている証拠だともいえるでしょうね。

またまた脱線しちゃいましたが。
質問者さんの場合では、もしも入籍の際にきちんとそういう約束(単なる口約束ではダメです)を交わしていれば別なんですが。

そうでもない限り、質問者さんの訴えはただの我儘だとされるのがオチであり、プレゼントをくれなきゃ離婚する~~~みたいな駄々をこねているうちはまだ、たとえ肉体的には成熟したおとなであったとしても、中身はまだ幼児性たっぷりで、結婚自体が時期尚早だったといわれても仕方ないでしょう。

それでも。そもそもお子チャマに婚姻自体が継続し難いとも思われるので。
これ以上お互いがダメにならないために離婚するのはアリでしょう。

ただ、当然ですが「プレゼントをくれないからリコン!」みたいな理由では離婚出来ないので、そこはご主人と最後に妻の責任を果たすつもりで徹底的に向き合って話し合い、最終的には協議離婚という形で答えを出すしかないと思いますね。

万が一、もうお互いが話し合いすら成り立たないほどに壊れてしまっているなら。

このケースであれば、離婚調停やその後の提訴に持ち込んでも、およそ解決できるパターンとは思えません。

だからこそ調停や裁判を狙う意味合いではなく、ただふたりの話し合いをスムーズに進める手段として、弁護士を介してお互いが一番心に傷を残さないディボースを目指すのが最善かも知れませんね。

なお、ご主人がほかの女性と関係を持っているのではないか…との不安についてですが。

この点については関係を持っているかも知れないし、そういう事実はないかも知れない、まあグレーゾーンなところです。

というか、その現場を押さえたというものでもない限り、違う性を有する以上、男と女の関係は常にグレーです。

そこを確実にするためには、ちょっと敷居は高いですが、探偵に調査を依頼するという手段もあります。

もしもご主人がほかの女性と関係を持っていた、つまり不貞行為を働いていたという証拠が確実に得られれば、仮に質問者さんが離婚を切り出すとしても我儘な妻である質問者さんに多少は有利な展開になる可能性はあります。

いずれにしても、プレゼントをくれないから別れたい??

ふざけんな!です。32歳にもなって…もうちょっとは自分の人生を真面目に考えていただきたいと、バツ2のオバサンは敢えて質問者さんに苦言を呈してこの項を終えたいと思います。

《このメールのコメントを書いた人》

前田穂花(まえだ ほのか)

5月10日生まれ。
中学生の頃から作家の故・坂斉小一郎氏に師事。十三歳の時に「海になりたい」で作詞家としてデビュー。
病気のため二十一歳の時から車椅子生活を余儀なくされる。
三十三歳から連載を始めた「告白!本当にあった近親相姦」(のちに「告白!近親相姦」に改題)で官能小説家として世に認められ、現在に至る。
車椅子に乗った女流官能小説家として注目されつつ、普段は一般の企業に障害者雇用制度を利用して勤務する会社員であり、ハンディキャップを超えてプロのモデル、ヴォーカリスト等々、様々な分野で活動中。

《これまでの連載》
「告白!本当にあった近親相姦(現「告白!近親相姦」)」
「家族姦係」「特選体験告白」「別冊ローレンス」ほか多数

《単行本》
「団地妻」「熟女の内緒話」「禁忌」「母と息子」「働く女」(以上ヒロエンタープライズパブリッシング刊)

《前田穂花公式ホームページ》
「車椅子の上からほのかな溜息」
(2016年8月リニューアルスタート予定)

 

《サイト管理人・愛理より》

穂花さん、質問者さんに対する厳しい檄のなかにも愛情の滲むご回答をありがとうございました。

我儘な理由を主訴とする場合は協議、つまり当事者間の話し合いによる離婚を目指そうというのは、よくこのサイトで私も申し上げていることなんですけど、それに加えて自分にとってともすれば不利な理由での離婚を有利に進めるためには専門家の介入がやっぱり有効かつ不可欠なんですね。

穂花さんのお話から改めて認識いたしました。
また、決定的な証拠を押さえるためには探偵に調査を依頼するっていうのもアリなんですね。この探偵への依頼については、私も今後もうちょっと深く掘り下げて読者の皆さんにご紹介していければなあと思っています。

そうそう。穂花さんにはこれから不定期でこのサイトの回答者を務めていただくことにしますので、読者の皆さんも、もし穂花さんに対するご質問がありましたら、こちらまでお寄せくださいね。

穂花さんに限らず、管理人の私、鈴木愛理に対するご意見ご質問もお待ちしています

ご意見ご質問はこちらからどうぞ

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