私が離婚を決めた理由とは

003 離婚する前に読んどくべき知識
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当サイト管理人の鈴木愛理です。

突然ですが、夫婦が子どもを持つ意味って、皆さん、お考えになったことはありますか?

一昔前までは、結婚すれば子どもは生まれて当たり前のものでした。

私たちの親世代は、背景に景気のよさもあったためか、現在と違って女性は結婚すれば家庭に収まるのが一般的であり、厚労省などの官庁で試算を行う際の「標準家庭」はサラリーマンの夫・専業主婦の妻、そして十八歳未満の子どもがふたり…とされて、それをもとに実際に様々な社会保障や福祉予算は定められています。

しかしながら、社会の価値観も多様化した今日、そのようなお役所がイメージする「標準家庭」に合致する家族形態のほうがむしろ珍しくなりつつあります。

そんななか、妻はまだ子どもは要らない、もっと自身のキャリアを形成してからゆっくり子育てに入りたいと願っても、ご主人に押し切られてNOといえず…結果受胎して出産を迎えるケースにまつわるお悩みは、このサイトにもかなりの数寄せられています。

今回はご主人に押し切られて子どもは産んでみたものの、心から望んではいなかった妊娠出産に心身を病んで離婚に至った女性の体験談。

そして今年4月に寄せられた類似の体験談子どもを欲しがっていた夫なのに育児にはかなり消極的なので私は決断しました

について、私、鈴木愛理とこのサイトでもすっかりお馴染みの官能小説家・前田穂花さんとで、夫婦はなぜ子どもを持つのか。

子どもを持つことは夫婦にとって幸せなことなのか。そんなことをざっくばらんにディスカッションしてみようと思います。

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

こちらの記事へ

題して「子ナシアラフィフたちの女子会」―愛理と穂花の徹底討論

――結婚こそしてはみたけれども、夫とは添い遂げられずリコン。

子どもを産んではみたかったけど…夢だけで終わった。
そんなイタいふたりだからこそ出来る無責任・無礼講トーク。

ですが、その中に女性としての本音を盛り込んで話し合い、おんなとしてのエバグリーンな真実をあからさまにしていけたらいいなあ。そう想いつつふたりの女子会です。

まあ、平日の昼下がりですので(穂花さんご希望の)アルコールは抜きで。
酸いも甘いも噛分けた、海千山千の妙齢の女性(別名・オバサン)の深い想いを皆さんも覗いてみてください。

そして、この討論が読者の皆さんにとって何かしら考えていただくきっかけに繋がれば、私たちもうれしいです。

それでは本文です!

003

 

離婚の理由で「性格の不一致」と聞くと、お互いのわがままと思われがちですが、実情はそんなことありません。

その一言では片付けることができない苦しみや重荷を背負い、それになんとかしようとして頑張った結果、その道を幸せになる為に選んだと思います。

私も子供との幸せを考えたとき、離婚を選んだひとりです。

すぐに子供をほしがる夫に違和感を覚え

私が離婚を決めた理由も、一言で言えば「性格の不一致」になってしまうのかもしれません。私の場合は、結婚してすぐに子供をほしがる夫に違和感を覚えたことから始まりました。仕事を続けたかった私に専業主婦になることを押しつけ、自分のレールに私を乗せようとしていたようです。

私も自分の我をそこまで押し通そうとはせず、そんなものかなと妥協しながらもやってきました。

いざ子供ができると

ところがそんな夫が、いざ子育てになるとほとんど私に任せきりで消極的な態度に幻滅しました。そして事あるごとに義母と比べ始め、義母も毎日のように電話してくるようになり、義母の過干渉にも悩まされました。夫に相談しても、全く相手にされず、どんどん距離ができてしまいました。

子供が生まれてから9か月の間、何もかのひとりで背負い込んでいた私は、とうとう倒れてしまい病院へ運ばれてしまいました。夫と義母で子供の面倒を見ていたようですが、今まで体調の崩したことのない子供も様子がおかしくなりました。このままではまずいと思い、実母に子供を預けました。

冷静になり離婚をえらばなくてもと思ったが

すると夫がポロッと言ったのです。子供が実母を見たら、ようやく笑ったと。今まで我慢していたものがポキッと音を立てて折れるのがわかりました。

病院を退院してから、私は離婚に向けて行動を起こし始めました。まず弁護士に相談に行き、離婚するのなら一緒に住むことを解消した方が良いとアドバイスをもらいました。

そこで病気療養を理由に、しばらく実家にお世話になることにしました。離れて冷静になれば、必ずしも離婚を選ばなくてもよくなるかもしれないと思うようにもなりました。

しかし電話で何度か夫と話しているうちに、ますますもう一緒にはやっていけないと感じるようになりました。焦った夫は、裁判所に調停を申し入れました。

笑顔を取り戻しました

私は裁判所からの封書が届いたときに、てっきり離婚調停だと思って喜んだのですが、内容は夫婦間の調整でした。なんと夫は元の鞘に収まりたいと申し出ていたのです。しかし私にはそんな気は全くありません。

調停の審議の結果、私の主張が通り、離婚し子供の親権もいただきました。今は、裕福ではないけど笑顔の絶えない穏やかな生活を送っています。

 

・相手が携帯を見る時間が増えた
・相手が携帯にロックをかけるようになった。
・休日出勤や仕事が増えた。
・疑わしいメールを見てしまった。
・SNSで、夫の嘘を見破った。

この中で一つでもあればこちらの記事へ

「子ナシアラフィフたちの女子会」愛理と穂花の徹底討論

《2016年6月・平日の昼下がりに都内の某高級喫茶店にて》

前田穂花
ああ、この喫茶店。
この前、美容師してる女友達のお家にお泊りしてテレビ観た時に出てた。かの「若大将」もお忍びで来るんだって。…オーダーします!あたし、加○○三とおんなじタマゴサンド。あと冷たいアールグレイ。

 

 

愛理
穂花さん、アルコールがないとただでもよくない滑舌がさらに悪くなるんじゃないかと心配してたけど。
あ、私は小倉パンケーキとアメリカンで。
でも…穂花さん、お泊りしてたの、本当に女の子のおうち?小説のネタ作りにまたワンナイトラバーとメイクラブ、とかじゃなかったの?(と冷やかす)。

 

 

前田穂花
そりゃあね。昔はいろいろあったのよ。
だけど、今のBFは品行方正じゃないとまた好きでもないオトコに振り回されちゃうんだぞって、何かにつけあたしにうるさいのよ。
これって愛かしら?それとも単なる彼の束縛かしら…??

 

 

愛理
穂花さん。それって単なる彼の「憑りつき」だわよ。
だって、穂花さんの今カレ、幽霊くん(享年六十五歳)なんでしょ?
もう涼しそうな夏向きの彼で幸せそうだわ…(笑)。私は要らないけど(爆)。

 

 

前田穂花
……(しばし絶句)。
もう、あたしのこと馬鹿にしてんの?
今後…どんなに熱帯夜になって、且つ愛理さん家のエアコンが壊れちゃったとしても、あたしの最愛?のカレ、絶対にレンタルしてやんないから(笑)。

 

【いわゆる完璧な花嫁修業。だが実際の結婚生活には全く役に立たない】

 

前田穂花
このサンドイッチ、あたしの幽霊のラマンと同じくらい「夏向き」にできてるわよ。
見てみて、卵を焼いて辛子マヨネーズを塗ったパンにはさんであるでしょ。

フツーはゆで卵をつぶしてそれをマヨネーズで和えて…ってのが多いけど、これからの季節は傷みの原因になるのよ。

こうやって玉子焼器でしっかり焼いて過熱して、さらに腐敗防止の効果がある辛子を殺菌作用のある酢が多く含まれたマヨネーズと合わせることで、暑さによる傷みはかなり防げるもんよ。

些細なことだけどすごいわ…うん、味もすごくおいしいし。

 

愛理
…見ていていつも思うんですが。
穂花さんって、自由奔放で何も考えてない女の代名詞みたいな存在ですけど、意外と女子力高いですよね。お料理をさせたら天才的だし。

それもわざわざ食材を買ってくるっていうんじゃなくって、冷蔵庫の残り物でまるで小学校の理科の実験のノリですごくおいしいものを作れるところとか、同じ女性の私もリスペクトしちゃうわ。

これでお片づけが得意であれば完全無欠なのにね(笑)。

 

 

前田穂花
…なんかビミョーなお褒めの言葉じゃない。うれしいけど。

 

 

愛理
穂花さん、特別に習ったわけでもないのにお花もお茶も一通り心得があられるし、着付けについては自己流の嗜みが高じて今や師範を持っているんですってね。

肉筆の字も硬筆のお手本みたいですしね…それでも、離婚する時はリコンしちゃうものなんですね。そういう部分も不思議な感じがするんですが。

 

 

前田穂花
あら。ずうっと黙って聞いてるけど(笑)。
(わざとふくれっ面をしつつ)…何も考えていないだなんて、それはあんまりだわよ。

あたしだってちゃんと考えてますよ。次の小説のギャラの振込日までどうサバイバルするか、とか。

幽霊の彼氏は(享年)六十五歳でしょ。供養を兼ねて数え六十六歳の「緑寿」のお祝いをちゃんとしてあげない限り、生きている生身のオトコは新しい部屋に呼べないんじゃないかとか。…そんなのは冗談だけど。

…思うのよ。幾らいわゆる花嫁修業バッチリでも、そういうことはおよそ実生活には役立たないのよ。

 

 

愛理
へえ…。
前田穂花
本当に結婚生活に必要なのは、高いハウスキーピング能力とクレバーでスマートな子育ての才能。

ついでに殿方がもはや外に目を向かないくらい妻にメロメロにさせ得るラブテクニック《実技編》その三つに尽きるわ。

愛理
ベッドテク…。一理あるとは思いますが。これって穂花さんの「得意分野」過ぎちゃって。お願い、昼間から暴走はしないでください…。

管理人として、自身のサイトがR指定されるのはちょっと困るんですが。

【本来は愛し合うふたりがさらに幸せになるための結婚のはずなんだけど】

前田穂花
あら。幾らあたしだって昼間っからそのテの話はしないわよ。

だけどとにかく、華道だの茶道だの、そんなものが果たして実生活に要ると思う??

はっきり言って池坊も草月流も…現実の日常生活でお花を活けて暮らせる身分の女性がどれだけ存在すんの?そんなの要らないわよ。

それに。お点前なんかより、毎日おいしいコーヒーを入れてあげたほうが旦那さんはよほどうれしいものだし、和服なんてね。

今、着ていける場所自体が限られているのよ。

愛理
確かにそうですよね…。
前田穂花
着付けについてはね。

たまたまあたしは、作家という立場上きもので人前に出ることも多かったし、和服特有の季節感や柄合わせとかが面白くて仕方なかったからハマっちゃったんだけど。

きものが着られないからって普段困ることは一切ないのよ。

そりゃあ、昔ながらの花嫁修業が身についていることに越したことはないんだろうけど、それ以上に当たり前のことができるおとなであることが男女ともに結婚の何よりの条件だとあたしは思う。

愛理
私も感じるんですが。昔みたいな「花嫁修業」は影を潜めたものの。

未だに何だか「結婚」っていうものがある種の社会的ステータスもしくは、身元を保証するための手段くらいにしか…皆さん、思っていないみたいですよね。

愛し合ったふたりが、さらに幸せになるために。

その手段として結婚をし、夫婦として家庭を築き上げるんだという意志を感じないカップルが、見ていてやたら多いように私は思ってしまいます。

【決して親のエゴじゃなくて。子どもを産むこと=子どもを望んで迎えること】

愛理
この投稿者さん。そして4月に体験談を寄せてくださった二十五歳のシングルマザーの女性の体験談

http://taikenbucchake.com/archives/157を拝見して感じたんですが。

全体的にこのサイトにお悩みを寄せる皆さん、かなり安易に成り行きで子どもを持ってしまうように感じますよね。

前田穂花
あたしとか…(一回目の)ケッコン自体は若干二十歳だったんですが。

今でいう「妊活」ってヤツはね。

本当にこのオトコの子どもを産むことで、あたしは母として幸せに思えるのか。生まれてくる子どもを幸せに出来るのか。

そんなことをマジになって悩み続けているうちに、母体的にタイムリミットが来ちゃったんですけどね。

愛理
穂花さんのその考え方は、本質的に正しいだろうと私は思うんですよ。

確かに妊娠出産は女性のみがなせる業であり、新しい生命の誕生は喜ばしいことだとは思うんです。

ただ、単なる親のエゴで子どもを産み育てる時…ひとりの人間として自立させるまでは決していいことばっかりじゃないはずですし、子どもっておとなが思う以上に自分のルーツを知りたがって、ついては本当に自分は望まれて誕生したのかにこだわる時期が必ずあるって言いますよね。

前田穂花
そんな時…親の現状や対応いかんによっては、幼い心に大きな傷が残るリスクも絶対にあるように思えてあたしは心配になるわ。

あたし自体、実の両親が早くに死んで、細かいことは端折るけど…そののちいろいろあったから。

子どもの時のそういうイヤなものって、アラフィフの現在もバーンとフラッシュバックして。他人には話せない悩みだったりするのよ。

愛理
そう…見た目は朗らかな穂花さんですけど。

実際には中学生の時に養子縁組、おとなになったら養親が一方的に申し出て離縁…みたいなご経験もあられるし。

家族のなかのことって、他人には言い難いだけに苦しみの原因になりやすいものなんでしょうね、やっぱり。

【子はかすがいとは言うけれど。夫婦の寒々しい現実を見抜いている幼い瞳】

前田穂花
よくいう「子はかすがい」って、あたしは本当のところウソだと思うわ。

そりゃあ、子どもがいるから離婚はガマンしてます、ってお母さんは一定数いらっしゃるわよね。

でも、本当に旦那さんと同じ屋根の下に暮らしているだけです…って女性にもよく出会うもんだわ。

愛理
いわゆる家庭内離婚が成立してて、ママとパパは一切口を利かないんだけど。

それでも子どものために、とかいって。

一見両親は揃っているわ、夫婦の実態はないけど…っておうちは本当に多いですよね。

前田穂花
話が逸れるけど、新卒の学生の就活話でよく聞く「圧迫面接」って、それこそシングルマザー&ファーザーのおうちに育った学生さんにはなんで片親なのかって、およそ実際の職務とは何も関係ないことを質問するんですって。

就活生が答えに詰まると「返事できないんだったらうちの会社に入社する意思がないとみなす」と脅し、答えたら答えたで「複雑な家庭に育った人材は性格的に素直さに欠け使い勝手が悪いから」みたいにあり得ない理由で不合格になるらしいの。

愛理
それって…おもむろに人権侵害であり、就職差別なんですが。

同じ能力の学生がいてどちらかを採用、っていうことであれば、もうあとは家柄で決めるのが一番いいっていうのは、もはや各企業人事部のウラ規則ですね。

ずうっと総務の仕事が多かったから、私もしばしば見聞きしました。

前田穂花
そういう問題がネットですぐにヒットするから。

不安に苛まれたお母さんたちはどんなに不本意な結婚生活を強いられていても「子どものため」って思って、したくても離婚には踏み切れないらしいのね。

愛理
でもそういう理由で、もはや愛情の欠片も抱けない旦那さんと一緒に暮らして体面を繕ってはみても。

子どもは鋭いですよね。すぐに両親のエゴを見抜いてしまう。

前田穂花
そう。子どもの目も節穴なんかじゃ決してないのよ。

【両親の不仲で心に傷を負い、病んでしまう子どもも現実には存在する】

愛理
幼児であればチック症になったり、園のお友達に乱暴したり苛めたりすることで精一杯のSOSをおとなに向けて発信しがちです。

私も過去、そういうお子さんに何人か実際にお会いする機会があったんですが、見ていて痛々しいですよ。

前田穂花
幼児から「お年頃」に成長したらしたで。もっと複雑なことが考えられるようになるから。
愛理
これが学童期や思春期に入ったら、一番多くみられるのは「引きこもり」ってパターンだそうです。
前田穂花
別名「ニート」。
愛理
学校にも行かず、アルバイトしたり同じ年頃の友人にかかわることもなく。

ただ自室に閉じこもる生活は、子どもたちをたちまちのうちに昼夜逆転させ、対人関係や買い物、公共交通機関を利用しての外出、あるいは最低限の整容…っていった生きる上での必要不可欠な生活スキルを著しく低下させてしまいます。

前田穂花
ネットスラングでは「ヒッキー」。宇多○○カルじゃないわよ。

でも、人生の一番楽しいはずの時期に。

自分の部屋から一歩も出ないなんて、もうそれだけで充分心が病んじゃっている状態ね。

愛理
そのうちに本当に精神を病んだかのような状態に至る子どもも少なくないんだそうです。

そして精神科病院にいきなり入院…みたいなケースも少なくはないんだとか。

前田穂花
それって。子ども本人にしてみれば、イメージとしては勝手に精神科の閉鎖病棟に捨てられた思いだよね。
愛理
穂花さん。ご自身の子どもの時の悩みも含めて、もう少し詳しくお聞かせ願えますか?

【子どもが望むものは心から安心できる居場所としての家庭】

前田穂花
う~~ん。まずは一般論的にね。

子どもであれば誰しも、ママが好きで、ママを愛しているパパを理想の父親像だと捉えてしまうもんだと思うの。

そのママとパパが、形だけは自分の両親として繕って誤魔化していたとしても。

ママとパパに夫婦としての実態。下衆な言いかたをするならふたりの間に愛がないなら。

子どもはいわば自分の「製造元」が経営破綻したみたいな感じですよね。例えは悪いけど。

愛理
さすが作家さん。「製造元」…表現としてすごいですね…。
前田穂花
とにかく子どもにとってつらいことは。

ママとパパが仲よくない自宅に自分の居場所を求められない。自宅が子どもにとって安心できる場所に感じられない。

愛理
自宅にいても全く安心できないとなれば。

子どもは自室に引きこもって心を守るか、あるいは家の外に刺激を求めていくしか手段がないわけですね。イヤな二択だけど。

…はじめは外で得るささやかな刺激と、急におとなとして認められたみたいな自由に、子どもたちはワクワクしていることでしょう。

前田穂花
だけど「刺激を得ることで心が満たされ安心できた、スッキリした」というある種の成功体験を一度味わってしまうと。

…結果。もっともっと強い刺激が欲しい。そんなヤバい方向に転がってしまう危険大だよね。それが一番子ども本人の人生を棒に振ることになっちゃうし。

愛理
そういう観点から考えれば、この体験談を寄せてくださったおふたりは、本当に子どもの未来を真面目に考えた上での決断をされた素晴らしいお母さんですよね。

【もはや子育ては母親だけの課題ではない。男性も独身女性も関わりあう問題】

前田穂花
まあ、何を申し上げても。

あたしたちには子どもを産んだ経験も育てた経験もないんだから。もはや「高みの見物」でしかないんでしょうけど。

愛理
でも、一番よくないことは私たちのような子どものいない女性。そして男性が実際に子どもを産み育てる立場の女性のことに無関心すぎること。

「自分には関係ない」っていう無関心が、最終的には「マタニティマーク」を付けた妊婦さんや、ベビーカーを押したお母さんに対する嫌がらせの問題とか。
あるいは保育園の建設反対などに繋がっていくのだと思います。

前田穂花
自身が産む、産まないは当人の自由よね。

だけど、一旦「産む」という決断をされた女性とそのパートナーに対して思いやりを持つことは、あたしたちのような産まない選択をした女性の権利を主張するためにも大切なことね。

産む選択も、産まないって決めた人生も、どちらも等しく尊重される社会が…女性にとって、そしてオトコにとってもある種の理想郷よね。

【本当は危険な「何となく結婚、何となく出産」という漠然とした幸せへの希求】

前田穂花
でも、流行りの「授かり婚」でもないのに。

どうしてところてんみたいになし崩し的に子どもを産んじゃうケースが多いんだろう。

子どもが生まれるのは単純におめでたいことだとはあたしも思うの。

でも、最低でも二十年間は育てて、いつかきちんと納税の義務を果たせるようになるために勤労の義務を果たせる人間として…真っ当な社会人に育てる義務が出産と同時に生じるのに。

愛理
このご時世、出産までのプロセスも昔と違ってすごく大変ですが。

育てることはもっと大変ですものね。

前田穂花
なんだか覚悟もなく、イキオイだけで愛を語りながらロマンチックな夢のもと異性と交接した結果、やっぱり違った!じゃもう遅いのに。
愛理
親になる覚悟が希薄なままのプレママやプレパパはどこにでもいますね。
きっと…赤ちゃんが生まれたら我が家は幸せになれる。

そんな勝手な思い込みの結果この世に生を受ける子どもは可哀想ですね。

前田穂花
今は家族の在り方についてもいろんな考え方があるから。
両親の入籍の有無なんか以上に、両親がどれだけ真剣に生まれてくる赤ちゃんの未来を考えていて、生まれてきてからのことを話し合っているかってことが、子どもを持つ上では一番大切なんじゃないの?

はっきりいって、籍なんか子どもが生まれてからでも入れられるもの。

それよりも、子どものことをどれだけ考えてその誕生を迎えるか。親になる覚悟って、そういう気持ちの問題みたいに思えるんだけど。

愛理
何となく結婚すれば幸せになるって、そう考える人がこの頃はやたら多いですよね。
あるいは結婚すれば、目先の問題もきっとなんとかなるやって私自身は思っちゃったんですけど。

実際には結婚前から生じていた問題は、入籍したら余計にこじれていくばかりでした。

前田穂花
何となくケッコン…の果てに何となく子作り、そして出産・育児。…この「何となく」ってものの捉え方は、人生を考える上ではすごく危険だよね。
愛理
先のことは誰しもわからないものだから、必要以上に不安になることもないとは思いますけど。

ただ、結婚をし子どもを産み育てることは、同時に社会に対しておとなの責任を果たすことだと思うから。

前田穂花
イキオイで結婚しました、ってケースはいつの時代も一定数存在し続けるだろうと思うの。それが一概に悪いとは言えないわ。

一番肝心なのは、ふたりが交際中、あるいは新婚で二人っきりの時に、どれだけお互いの今後を見据えた家族計画ができるのか。あ、避妊のことじゃなくって。

…避妊も家族計画の一環ではあるけど。

【どんな場面においてもふたりが話し合える関係を維持することが一番大切】

愛理
要はいつまでもふたりが「話し合える」関係であること、夫婦として家庭を構成するメンバー同士として対等であることでしょうね。
前田穂花
そうそう。このサンドイッチを○山雄○が食べているオンエアを観た時に。

名前は忘れちゃったけど、あるお笑い芸人の方がこんなことを言っていたわ。

「結婚する幸せは大好きな相手が年老いていく姿を永く見続けられることである」。ああ、すごいな、幸せな言葉だって聞いててあたしは思った。

オンエアの中で、奥様との間に子どもさんが四人もいるってお話をされていたけど、ご夫婦のこういう空気のもと、生を受ける子どもさんは幸せね。

愛理
子どもが生まれてくるための大前提として。

両親となるふたりが、いかに相手を想い、相手の立場になって考えられるのか。

「愛」なんて言葉は漠然過ぎるから、こういうことを若いカップルはよく考えた上で、子どもさんを待ち望むことができたらいいですね。

逆にそういう男女の心にベースがしっかりしていれば、万が一不妊治療とかで結果が出せなかった場合も、ありがちなソッコー離婚!みたいなことは起こり難くなるでしょうしね。

前田穂花
あたしも…さすがにバツ2で、もういわゆる入籍はいいやって思うの。

年齢的に子ども産むのももう無理なわけだし。でも、一度でいいからそれこそ身を焦がすような激しい恋愛をしたいって、そういう想いはまだ消えないわ。

話の論点はずれるでしょうけど、そうやって愛のもとに産んだ子どもであれば、子どものパパとはもしもうまくいかなくなっても…産んだことを後悔しないでおんなとしての人生を全うできそうだわ。

愛理
穂花さん、幽霊と身を焦がす恋でもするの?焦げないわよ。だって、幽霊くん、クーラーも要らないくらいにひんやり冷たいんでしょ??
前田穂花
もう…アタマにきた。(ややキレ気味に)あ、マスター。アールグレイのお替り。今度はあったかいヤツで。

それから、この特製チョコレートサンデーっていうの、追加で。支払いは愛理さんでお願いします。

愛理
(呆れた口調で)もう…だから太るのよ、穂花さん。
まあいいわ。マスター、私にもアメリカンをもう一杯お願いします。

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サイト管理人・愛理より

愛理
その後、二次会に行くんだ!とまだ素面なハズなのにもかかわらず。

ハイテンションな穂花さんを引きずり込むように私も電車に乗り込んで、幽霊くんの待つ彼女の新居に送り届け、ついでに床にまだ20個ほど無造作に置かれた段ボール箱を、せっせとお片づけして5個まで減らしてあげました。

穂花さんご本人は「愛理さん、すご~~い!」とエール?を送りまくってもっぱら私の「応援」に徹していました…(怒)。

そうですね。穂花さんが掃除が苦手なのであれば、幽霊の彼氏(享年六十五歳)が、代わりにお片づけをするのもいいと思います。彼女の話を訊いている限り、なんだかんだいって仲よさそうですよね、穂花さんと彼(爆)。

冗談はそれくらいにして。
今回、かなりの脱線もありましたが。

離婚歴があり、反面、出産経験も当然子育ての経験もない穂花さんと私が、実際に「お母さん」をがんばっておられる皆様への失礼を承知の上で、子どもを持つことの意味やそこに至る結婚の意味を改めて考えるために話し合いを持ちました。

そこから見えてきたものは(私たちの離婚の経験も鑑みて)結婚すれば、子どもを産めばきっと…なんとなく今よりも幸せになれるよね、みたいな想いでは、いずれは激しく後悔してしまうであろうこと。

子どもは私たちおとなが考えている以上に両親の関係の善し悪しに敏感であり、ともすればそこから不安を生じて問題行動を示す可能性も考えられること。

子育てはもはや母親だけの孤独な取り組みなんかではなく、社会全体で考えるべき問題であり、男性や私たちのような子のない独身?女性も、それぞれの立場からかかわることが、すなわち女性の産みたい希望も産まないという選択も、どちらも包括して守られていく権利の遂行に繋がること。

そして。何よりも大切なことは夫婦がそれぞれのパートナーと話し合う機会を保障され、夫婦が「家庭」を構成する上で同等の立場であり関係性であること…。

限られた時間の中であり、必ずしも私たちのガールズトークが寄せられた体験談の趣旨に沿っていたかどうかは確約できないのですが。

それでもこうやって話し合う機会が得られたことは、このサイトを運営していく上でも、寄せられる体験談の行間に潜む、本当の問題点をはっきりさせる上でも、それなりに意味があったんじゃないかと感じています。

もしも皆様からのご要望があればこれからもこういう機会を設けてサイト上で公開していけたらと思っています。

穂花さんやそして私、サイト管理人・愛理へのご要望やご相談のお便りも随時承っておりますのでよろしくお願いいたします。

それにしても全く…。
穂花さん、部屋に無造作に置かれた段ボール箱は一日一個片づけること。

完全に片付くまで単純計算で一週間かからないわよ。
…それじゃいつまでも生きているオトコを部屋に連れ込むことはできないわよ。

いっそのこと、大好きな幽霊くん(享年六十五歳)にお掃除のやり方を教えていただきなさい。
きっと…ほかのことはパーフェクトな穂花さんのことだから。

さらなる花嫁修業に繋がると思うわ(笑)。

がんばり次第では再々婚、つまり三回目のケッコンも夢じゃないかもよ(爆)。


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