離婚レスキュー

旦那・妻の浮気体験談をぶっちゃけてもらい、離婚を応援するサイトです。

フラッシュモブをされたので離婚したい。結婚式で起きた悲劇

こんにちは当サイト管理人の鈴木愛理です。

このサイトでももうすっかりお馴染みの官能小説家・前田穂花さんには「車椅子に乗ったプロモデル」としての顔もあり、“サマーバレンタイン”つまり七夕のスペシャル企画イベントとして、都内で開かれる模擬結婚式に、なんと!花嫁役で登場するんだとか。

今回、彼女の新郎役を務めるのは年下のプロダンサーくん。
テレビなんて観ないから部屋には置いていないわよ…という、今ドキ天然記念物みたいな穂花さんも、日々YouTubeの動画で、踊る新郎役の彼を眺めては目をハートマークにさせています。

そのイベントのなかでの目玉企画は「新郎(役の彼)によるフラッシュモブ」。
つまり、新婦とゲストへのサプライズとして、新郎くんが華麗に踊るというモノ。

最初から企画として聞かされているんじゃ、サプライズでも何でもないじゃん。
そう傍目で見ている私は思うわけですが、またまたまた…ウエディングドレス姿の花嫁という究極のコスプレが出来ることもあってか、穂花さんのハイテンションぶりはしばらく収まることもないようです。

ですが、ホンモノの結婚式の余興としてのフラッシュモブには感動!という側面ばかりでは決してないようです。
新郎サイドがよかれと思って準備したフラッシュモブが、主役である花嫁の意にそぐわず、式自体がめちゃくちゃになってしまったというイタいケースも現実にあるようです。

そういうことで今回は、実際に当サイトに寄せられたご相談をもとに、ここしばらく浮かれ気味の穂花さんと、サイト管理人の私、愛理とで、結婚式の余興とその周辺の問題、さらには本来結婚式とは誰のためのものなのかというところまで踏み込んで徹底討論してみたいと思います。

 

それでは「フラッシュモブをされたので離婚したい」本文です。

・相手が携帯を見る時間が増えた
・相手が携帯にロックをかけるようになった。
・休日出勤や仕事が増えた。
・疑わしいメールを見てしまった。
・SNSで、夫の嘘を見破った。

この中で一つでもあればこちらの記事へ

kekkonndjacnicn

私の結婚式で起きた悲劇。

他の人から見れば、幸せ者だと思われたかも知れませんが、私にとっては、そんな事は一切なく、悲劇としか言いようのない出来事でした…。

・昔から憧れていた理想の結婚式

私は子供の頃から憧れていた理想の結婚式のスタイルがありました。とは言っても、本当に普通の結婚式で、チャペルでの挙式の後、静かで暖かい披露宴を行う事。子供の頃に行った親戚の結婚式が、そんな暖かみ溢れる結婚式で、いつか私が結婚する時も同じような式にしたいと言う事をずっと夢見ていたのでした。

その事は、旦那との結婚が決まった時にはっきりと伝えました。その前からも、何度も、その親戚の結婚式の思い出話をしていた私。それでも、心の奥で気になる事があったため、結婚が決まり、式場選びを行う際に、もう一度、はっきりと、理想の結婚式を伝えたのですが…。

・結婚式当日、私へのサプライズとして行われたフラッシュモブ

基本的には、式場選びから結婚式の衣装替え、進行など私が中心で進めて行く事ができ、思い通りの結婚式プランを作る事ができ、待ちわびた当日、私にとって、その日は、最悪の日になったのでした。

予定通り、結婚式が進み、無事に披露宴も終わろうかと思った頃、突然、大音量の音楽が流れ始め、始まったのがフラッシュモブだったのです。もちろん、私には一切何も知らされておらず、驚くばかりの私。その横で満足そうにフラッシュモブに参加する旦那。

私は、そんな旦那の顔を見て、本当に憎いとまで思ってしまったのでした。その後の両親への手紙は、フラッシュモブの余韻が残る中で行われた為、なんだか感動も薄く、私にとっては、全部、フラッシュモブにつぶされた結婚式となったのです。

なんとか、最後までその場に立っているのがやっとと言うぐらいの精神状態にまで追い詰められていたのでした。

・その後

結婚式が終わり、控室に戻った頃には、私の心の糸も切れ、涙が溢れて仕方ありませんでした。あれほど、私の理想の結婚式の話をしたにも関わらず、フラッシュモブを行った旦那。本当に許せない気持ちがどんどん強くなり、もう、こんな人とは、一緒に暮らせない。離婚したいとまで思うようになったのでした。

私の怒りは収まらず、その夜、一緒に新居に帰る事は出来ませんでした。その為、その夜は、近くのホテルに一人で泊まり、その後、実家に帰宅。
冷静になって考えれば考えるほど、私の気持ちをわかってくれない旦那とは離婚したいと強く思うようになってきています。

 

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続・愛理と穂花の徹底討論

愛理
もう…この頃の穂花さん、まるで恋に恋する中学生の女の子みたいなんだから。

前田穂花
うん。今度模擬結婚式であたしの新郎役をやってくれる彼のダンスがキレッキレで、いっくらYouTube観ててもあたし、飽きないの…。
YouTubeだけじゃないの。“ニコ動”もチェックしてるの。ほら、あたし「プレミアム会員」にまでなってハマっているわ。

愛理
…(殆んどおバカの世界に入っている穂花の姿に絶句)。
まあいいわ。穂花さん、今の穂花さんにちょうどいい読みものがあったから。
これを読んで女子会part2として徹底討論よ(と読者投稿のプリントアウトを穂花に手渡す)。

実際の読者投稿フラッシュモブをされたので離婚したい・結婚式で起きた悲劇

《穂花自宅近くの文化人御用達カフェに場所を変えて。ふたりの“女子会”開始》

前田穂花
そうねえ。
今度のダンサーくんみたいに本当に踊りがうまいプロだったらいいんだけど。
一般人のテキトーな踊りなら場が一発で白けるわよね…。

愛理
ダンスの上手い下手も当然問題だけど。
余興の内容やその性質の問題も含めて。
それ以上に私が感じるのは、本来結婚式って誰のためのものなのかってことなの。

【その昔。結婚式はふたりの親、そして両家の顔を立てるためだけのものだった】

愛理
私たちの親の世代以上の方にとっては。
結婚式というものはそれこそ、ふたりのご両親に対するけじめのようなものでした。
当時は今と違ってお見合いで結婚するカップルが圧倒的だったし、当然婚前交渉はご法度で、地方であれば結婚式の代わりの「祝言」の最中に床入りという形で。
一方、都会では専門の結婚式場で挙式披露宴、そのまま新婚旅行に出た先の宿で初夜…というのが一般的な結婚のありかただったらしいです。

前田穂花
そうそう、結婚式場。
あたしの最初の結婚は時代が平成になったばっかりの二十歳の時。
今であればホテルでやるのがフツーじゃない、結婚式。
だけど、あたしが二十歳の頃なんて、ちょうど時代が昭和から平成に移り変わるいわば過渡期で。

愛理
ちょうどバブル真っ盛りの、一番結婚式にカネがかかった時期ですね。

前田穂花
その上…あたしの最初のお相手は付き合いも広い公務員くんで、バブル期ゆえにゲストも多かったし。
それこそ今で思えば「派手婚」の類だったわけだけど。

愛理
私も高校を出てから、東京のお役所で数年働いていましたから、同期の結婚式とかよく呼ばれてて。うんうん、わかりますよ。
不景気の今は、お堅い職業のカップルであっても入籍のみ、開いても親族の顔合わせ程度の食事会くらいのご夫婦が約半数を占めますけどね。

前田穂花
それでも当時は結婚式を挙げることがけじめで、しかもホテルよりもむしろ専門の結婚式場での挙式が主流だったわよ。

愛理
現在は専門の結婚式場の数自体が最盛期の四分の一以下にまで減ったという説もありますけどね。

前田穂花
ホテルで挙式するのよりも、結婚式場のほうが格上だと、何かにつけ相手の親は口にしていましたね。実際のところ、若かったあたしにはそこら辺のことがよくわかんなかったんだけど。

愛理
私が結婚したのは平成8年。私の元夫は学生結婚だったこともあり、挙式はせず、記念の写真を撮ってあとは食事会。
おふたりともお若いとはいえ、一応は社会人同士だった穂花さんとは違い「授かり婚」カップルみたいな形態でしたね。

【演出よりも如何にカネをかけたかで評価が決まったバブル期前後の結婚式】

前田穂花
でも。バブル期、そしてバブルが弾けた直後当たりの周囲の結婚式を思い出してみると。
思うんだけど…新郎の顔や新婦のスタイルなんかより。
新婦のドレスの素材やブーケに使われている花。新郎のタキシードの格式。料理の予想価格の高低、引き出物の値段…そんなことばっかりがお開き後の話題だったわ。主役カップルが見ててどうなのか、ってことより、結婚式にどれだけカネがかかっているかっていうことのほうがむしろ話のネタで、それで最終的にあの式場でかかる挙式披露宴代は〆て○○万円!みたいな計算が、ゲストの何よりの関心事だったの。

愛理
そうそう。それだけカネがかかっている結婚式を自分たちの力で挙げられるということは、ある意味ふたりの両親に対するおとなとしてのけじめだといわれてましたね。

前田穂花
仮にふたりにそういう経済力がなくっても。当時は親のために結婚式は挙げるのが当然とか言われたわよね。

愛理
確かにそういう風潮でしたね。
別の味方をするなら親として…特に娘を持った親御さんは、娘の結婚式に関しどれだけの経済的支援が出来るか否かで、娘に対する嫁ぎ先の対応も変わるとか、実しやかに囁かれていたものです。

前田穂花
今でも憶えてるんだけど。
あたしの式の時に、ウエディングプランナーの方が「奥様、まだ二十歳だし、白いカーネーションの可愛らしいブーケでいかがですか?」っておっしゃるから。
…あたし、そういうことなんにもわかんないから「ハイ」って。

愛理
まだ二十歳ですものね。

前田穂花
それで、結婚式当日にね…一部の、あたしのこと、よく思っていないオバサマ方から「あの娘、あんな安っぽいブーケで恥ずかしくないのかしら?(新郎の)○○くんがみっともない想いをするでしょ」みたいに言ってたらしくて。
…運悪くそれが、彼ママ改め姑の耳に入っちゃって。
以来、彼の実家に帰るたびに姑からその時のブーケのことを言われて…。
うちの息子の恥はそのまま我が家の恥だ…って。
今でこそこんなにしてるあたしだけど。
その当時は本気で落ち込んで心療内科に通ったりしたわ。

愛理
今の新郎新婦、特に花嫁主体の結婚式が当たり前になった世代の若い人にとっては。
ちょっと理解し得ないものがあるかも知れませんが。
ごく最近まで、結婚式はそれだけふたりの親、そしてふたりの「家」の体面のためのものだったことがある意味如実にわかるエピソードですよね。

【活かし方次第でその後の夫婦関係をも左右する。式の主役である花嫁の意向】

愛理
話題を変えましょう。
先の「フラッシュモブ」なんですが。
今度の模擬結婚式で穂花さんのお相手役を務めるのは、現役のダンサーの男性なんだそうですね。

前田穂花
そうそう。もう楽しみで…。
ウエディングドレスという女の子にとっての永遠の憧れを、もはやコスプレとして愉しめることもうれしいんだけどね。
イベントの最中にあたしへのサプライズの企画として、彼を中心に場の男性がみんなでフラッシュモブをやってくれるらしいの…。
Youtubeで彼の踊る姿を毎日眺めてるけど、本当にキレッキレだし。
ほかの男性陣についても模擬結婚式だからそれこそみんなプロなわけよ。
あたし…それこそ花嫁以上にお姫様になった気分だわ。

愛理
なんか…ある意味女性の夢を全部つぶしているような感じがしないでもないんですが。穂花さん…なんか、本末転倒なのよ。

前田穂花
(目を大きく見開いて)あら。
どうせやってもらうんだったら完璧に踊ってもらいたいじゃないのよ。
――新郎の予期せぬサプライズに式をぶち壊しにされたとお怒りのこの相談者さんも。
もしかしたら…事前に新郎くんからきちんと打ち合わせも兼ねた打診があって。
その上で完璧に企画として成功していたら逆にうれしかったんじゃないかなあ。

愛理
…というと?

前田穂花
本当はこの新婦さん。
いきなりのフラッシュモブ以上に、事前に愛している彼から何の相談もなかったことが一番口惜しいのよ。
特に今のお若い女性は、結婚式は花嫁のために行うものだとする考え方がフツーでしょ。
それをないがしろにされた感じだからここまでキレているわけよ。

愛理
ご自身の意向が無視されたことに花嫁である相談者さんは何よりお怒りだと穂花さんは思われるわけですね。

【男性が一家の大黒柱だった頃。家庭に収まる花嫁には発言権がなかった】

愛理
また話が戻る感じになりますが。
穂花さんが結婚された平成元年前後って、まだ女性の最終学歴は高卒もしくは短大卒が中心で、嫁いだら家庭に収まる専業主婦というのも当たり前の結婚でしたよね。

前田穂花
そう。あたしも高卒だったし。
結婚後も働く、しばらく子どもは要らないって言ったら、嫁ぎ先が眉をひそめてたわ。

愛理
その頃はふたりの両親の顔を立てるという側面のほかに。
新郎の関係者、特に勤務先への対面を繕うことも、結婚式での花嫁には大切かつよりよい対応を求められる部分だったわけですよね。

前田穂花
そう。だからあたしの手にしてたブーケの件もすごく問題になったの。
あたしとしては、ブーケって新郎から新婦への最初のプレゼントなわけだから、それこそ彼からいただくものだから…それをけなすこと自体マナー違反だと思ってたくらいだったんだけど。

愛理
穂花さんよりずっと後に結婚した私も、世代的には同じだから…よくわかります、その感覚。
結婚式ってふたりの両親のため。そして両家のけじめのため。
もうひとつ挙げるのであればご主人になる新郎の体面を保つためのものでしたよね。

前田穂花
あの頃は家庭に収まるっていうのも、女の子のフツーの憧れでしたよね。
当時「花嫁にしたい女優No.1」といわれていた有森也実さんって女優さんが、それこそ結婚式場の専属キャラクターで、専業主婦になることを差す永久就職という言葉をもじった「A級就職」ってキャッチですっごく宣伝してたでしょ。

愛理
だからこそ…永久就職先のご主人、つまり新郎の意向のほうが当時は花嫁のそれよりずっと大切で。
新郎の関係者が式や披露宴の演出や余興で多少羽目を外しても、花嫁はその後の生活保障のために口なんて挟めない空気もありましたよね。

前田穂花
だから…相談者さんみたいな悩みも昔はあり得なかったの。
いいとか悪いとかの話じゃなくって。なんか…悩みも時代を映す鏡よね。改めてそう思うわ…。

【親のため、家のためからふたりの想い出作りのそれに。次第に変わる結婚式】

愛理
私の別れた夫が一時期、結婚式のカメラマン見習いみたいなことをしていたことがありまして。
そのせいで我が家には一番多い時で一眼レフのカメラが50台以上ありました。

前田穂花
(瞳に同情の色を浮かべて)大変だったわね…。

愛理
とにかくね。ミレニアム(西暦2000年)を過ぎた頃から結婚式もそれまでのいわゆる「派手婚」から、ふたりの想い出を残すためのものへと色合いが変わっていったようで。
それで元夫も好きなカメラでどうにかしたかったらしいです。どうにもなりませんでしたが…。

前田穂花
(返答に戸惑いながらも)確かに。あたしたちが三十代の頃って、式自体家族中心のものになっていった覚えがあるわ。年下の女友達の結婚式とか呼ばれて「こんなにアットホームなんだ」って羨ましかったもん。

愛理
その頃から今でいうレストランウエディングとか、ハウスウエディングという言葉や概念も生まれたようです。

前田穂花
ただね。あるBFの妹ちゃんなんだけど。
その妹ちゃん…あたしより年下のBFのさらに八歳も年下だったのよ。つまり、あたしからみれば一回りくらい年下なわけよ。
その娘が身内だけを呼んで媒酌人も立てずにハウスウエディングを行ったら、双方の親が「見苦しい」とモメて。結果…ふたりはどちらの家とも縁を切った形になっちゃって。

愛理
両家の幸せのための結婚式が…。でもまあ、お二人が幸せだったらそれでいいわけですよね。
…っていうより、一昔前なら「親の面目をつぶしてけしからん」と言われるところが「ふたりがその後も仲よく幸せであるならいいじゃん」という風に時代が許容するように感覚として変わったんですよね。

前田穂花
式の持つ意味も変わったし、同時に結婚の価値観も変わったよね。
同じように…不景気になった結果、女性も家庭に入るスタンスから男性に伍して働くのもアリ、って、そんな風潮にもなったから。
だからか、リコンも増えましたね…言えないか。
バツのついてるあたしたちに、他人のこと(笑)。

【結婚に対する意識の多様化がふたりの結婚式そのものの本質をも変えていく】

愛理
それで。今度フラッシュモブを踊る予定の「穂花さんの新郎」ですけど。
実際にはどういうかたなんですか?

前田穂花
普段はフツーにメディアに出てるタレントさんですよ。
興味があったから彼に訊いてみたの。いったい彼に依頼するのはどんなカップルで…どんだけお金をつぎ込むのかと

愛理
タレントさんですか…?依頼されるの、お金持ちの人かしら?やっぱり?

前田穂花
それがね。意外と普通のサラリーマンとOLさんって組み合わせのカップルからの依頼が一番多いらしいの。
ふたりとも正規雇用の正社員って身分で、結婚後も共働きされるのは普通らしいけど。

愛理
ふたりとも正規雇用のカップル自体、今は恵まれたご夫婦ですけどね。

前田穂花
でもね。あたしはお医者とか弁護士とか、そういうリッチな層が依頼するのかと思っていたのよ。
だって、彼が言うには…彼にフラッシュモブを依頼して、周囲のダンサーもプロを何人か投入して、さらに一般の来賓に踊りの指導を一回レッスンするという形式で。
規模にもよるけど…もう一回結婚式が出来るっていうんだもん、つまりそれくらいお金がかかると。
でも、実際に依頼するのは極めて一般人って人種。意外だったわ…。

愛理
穂花さん。今は考え方も多様化して、そもそも結婚式なんて上げなくてもいいってご夫婦も全体の半分を超す勢いに近づいてきました。
その分、新居や新婚旅行にお金をかけたいという夫婦。
あるいは先が不透明な昨今、たった一日で終わる結婚式にお金をかけるくらいなら、万が一に備えて堅実に貯蓄しておきたいというのも普通の考え方です。

前田穂花
一方で、一生一度のことならバーンと想い出作り…っていう考え方もフツーなわけね。

愛理
そう。昔と違うところは、親や家やあるいは職場への対面を保つため、という色合いが強かったいわば「派手婚」が。
ここ十年くらいの間にあくまでもふたりの記念すべき人生の一ページを彩るためのものという考え方に変わったことです。

前田穂花
同じ「派手」でもそもそもの考え方、っていうか。
なんか発想のスタートする部分が全く違うわけね。
だから…結婚式においてお金をかける部分も違ってきたのねえ。
昔は衣装とかブーケとか、はたまた料理とか引き出物の値段で比べていたのに。

愛理
同じ可視化できる部分であっても。
今回のフラッシュモブのように演出の善し悪しが、結婚式の印象を決めるというところが現代の挙式披露宴の特徴です。

前田穂花
そういう考え方もあるから…相談者さんのお怒りはより強いわけね。
うまく言えないけど…自分の意図するところと全く違う演出が勝手にされちゃったら、そりゃあ一生一度の想い出を台無しにされた気分だよね。

【結婚今昔物語。サラリーマン世界での結婚式の現実…そして建前と本音】

前田穂花
それでね。
今度、新郎役をやってくれる彼ともメアド交換したんだけど。
ついでに…もうちょっと今どきの結婚式ってどんなもんか知りたいから。
今週末、実際に部下の結婚式に招待されている彼のご友人の男性を紹介してもらいました!当然、ご友人のほうとも連絡先も交換!

愛理
なんか…もう「職業病」の域ですね…(苦笑)。

前田穂花
何よ、その笑い。まるであたしが多情みたいじゃないのよ(と唇を尖らせる)。
あたしだって、妻子持ちと危険な恋になんてわざわざ落ちたりはしないのよ。
あくまでもあたしが狙っているのは年下の独身ダンサーくんのほうよ。
毎日間近であのキレッキレの腰遣いを見ながら、プロット(小説のあらすじ)を練って練って…フフッ。

愛理
(キツい口調で)はい。イエローカード!
穂花さん。だんだんソッチに移行しないで。
ダンサーの彼のご友人のスペックを簡単に説明してください。

前田穂花
ご友人は、もともとはダンサーくんみたいな業界を狙っていたみたいなんだけど。現在はある大手食品メーカーの営業課長さんですって。
ちなみに、あたしより一回り近く年上の方だそうなんだけど。
男性だからかご結婚自体が遅くて、バブルが弾けた直後に奥様とご結婚されたというお話だったわ。つまりあたしの結婚より遅かったの。

愛理
その課長様ご自身の挙式披露宴は?

前田穂花
言ってもいいのかな…彼と奥様とは「授かり婚」だったらしいの。
でも当時はまだ「デキちゃった婚」っていわれちゃったみたいなの。当然「地味婚」だったそうよ。

愛理
穂花さんより一回りくらいお歳が離れた方なら五十代後半ですね。
そのくらいのお歳の方なら昭和三十年代から提唱された「純潔教育」の影響を多分に受けていらっしゃった可能性がありますね。

前田穂花
さすがのあたしも…そこをはっきりと問い質すような聞き方はできなかったのよね。信じられないでしょうけど、あたし自体「純潔教育」の呪縛に悩んだクチだから。
ただ。彼のお話のニュアンスから「男として彼女(奥様)の人生に責任を果たさなければならない」っていう感じはあちこちに感じたわよ。

愛理
それで、大手メーカーの課長、って肩書だと、現実にはお付き合いとしての結婚式ってどんなものなんでしょう。

前田穂花
やっぱりそれがね。課長ご本人がいわゆる適齢期だった頃より、招待される機会がめっきり減ったんですって。
「部下の結婚式に招待されるのなんて数年ぶりだよ」っておっしゃっていたわ。

愛理
おそらく、単純にご本人の適齢期には職場の同期やお友達が結婚するから、招待されることも多いってこともあるんでしょうけど。
でも、昔と違って今の二十代、三十代のカップルは。
仕事関係の建前だけの付き合いよりも、本当に祝ってくれる人だけをゲストとして迎えたいっておっしゃいますもんね。

前田穂花
そうなってくると。必然的に上司として、部下の結婚式に出席する機会自体が減るわよね。

【もはや結婚に対する考え方自体が様変わり。ゆえに式についての悩みも変化】

愛理
そもそも昔は、結婚することはある意味、同時に社会に対しての責任を果たすことでもありました。かつて住宅ローンが独身男性だと組めなかったのはそのためです。それくらい結婚は社会的な信頼に直結するものでした。

前田穂花
今だって。カネのかかるケッコンを果たし、子どもを持てること自体が社会的ステータスになってきているとあたしは思うわ。
いいのか悪いのかよくわかんないけど。

こないだネットで2ちゃんねるとか、その他あちこちググってたんだけど。
それによると…子どもを持つことは今やブルジョアの証なんですって。


愛理
それって、寒いといえばサムい話ですけどね。

確かに子どもを持つにはすごくお金がかかります。産むだけでもすごく大変ですが、育てるとなるとさらに…。


前田穂花
高学歴が当たり前の今は、あたしみたく高校出てすぐに二十歳でケッコン!みたいなのってあり得ないものね。
今思えば…あたしの頃からすでにマズくて。
離婚した時、当時流行っていた悪い言葉で「このDQN!」みたいに散々言われました…その後さらにあたしは「失敗」。バツ2になっちゃったし。

愛理
まあまあ、穂花さん。
ちょっと時間的に押してきたので、ここで一旦まとめたいんですが。
ーー現在は結婚そのものに対する考え方が多様化したので。

当然結婚式に対するそれも昔と大幅に変わりました。
かつては親や両家の体面のため、もしくは大黒柱として新妻や生まれてくるであろう子どもたちを養っていく新郎の顔を立てるためのものだった結婚式が。
今では新生活をスタートさせるふたり、とりわけ新婦、つまり花嫁主体のものに変わりつつあります。


前田穂花
結婚式自体挙げなくても別にオッケーっていうカップルも多いわよね。
結婚式の会場とかに行けば…それでも「○○家××家結婚式・披露宴会場」とか看板は出されてはいるけれども。
それでも、もう基本は結婚するふたりが中心であって、とりわけ女の子の幼い頃からの夢を盛り込みまくるという、花嫁主体の演出がメインなわけよね。

愛理
ですが最近、結婚に対する考え方、そして結婚式に対する考え方が大きく変化したからこそのトラブルも生じるようになりました。
今回寄せられたご主人サイドの余興であるフラッシュモブという演出が不本意だったという奥様からのお手紙も、善し悪しの問題ということではなく。
単純に昔ではあり得なかっただろうお悩みだといえます。

前田穂花
そう。あたしが若かった頃は…新郎のやることに花嫁が文句をつけること自体がマナー違反だったわよね。

愛理
結構こういう意識の変化が、嫁ぎ先の嫁姑問題の目に見えない実はベースだったり、もしくは夫婦の感情のすれ違いの最初のきっかけだったりするような気がするんですよ。

前田穂花
このお便りを読んでみても、旦那さん…奥様が何にお怒りなのかおそらくわかっていらっしゃらなさそうだものね。だからこそ、この後の離婚の話し合い…モメると思うわ。

愛理
そう。「フラッシュモブって演出が気に入らなかった」ってことが果たして離婚の理由になるかどうかも含めて。
本来であれば長い結婚生活のスタートから躓く理由とか、何が本当は一番悪いのか。
改めて再検証して読者の皆さんに提示して一緒に考えていただきたいですよね。

前田穂花
だから…愛理さん♪
件の課長の彼の「部下の結婚式お呼ばれ体験記」を聞かせていただく約束も、あたし…さっきメールで取り付けてきたことだし。
ねえ。例のあたしの模擬結婚式の仕事が終わったら。もう一度…この企画、仕切り直してよ♪
ねっ♪あたしの?回目の純白のウエディングドレス姿、愛理さんもスッゴく見たいでしょ??ねっ、ネッ??

愛理
企画として仕切り直したいとは私も思うんですけど。
穂花さん。(ムッとした口調で)私…観るのは、ダンサーくんのフラッシュモブ本番の動画だけでいいですからね(怒)。

・相手が携帯を見る時間が増えた
・相手が携帯にロックをかけるようになった。
・休日出勤や仕事が増えた。
・疑わしいメールを見てしまった。
・SNSで、夫の嘘を見破った。

この中で一つでもあればこちらの記事へ

《次回に続く》