
恋愛結婚で幸せの始まり
お互い、30代前半で結婚しました。普通に恋愛結婚です。
自分は会社員、嫁も会社員で、どちらも収入はほとんど変わらない位に稼いでいました。
元はといえばそれが、良くなかったのかもしれません。
しかし、付き合い始めた頃は、仕事を頑張る彼女の姿に惚れて、結婚申し込みをしたのですから、仕方のない事です。
結婚当初は、経済的にもさほど問題なく、新婚生活を幸せに過ごしていました。
子供が2人産まれ、広い家を購入しようかと、相談し始めました。
マンション購入の頭金位は2人の貯金を合わせれば用意できたのです。
そこで夫婦でお互いの休みの日に子供を連れて、新居探しをしました。
その頃が一番楽しかった思い出です。
新しいマンションが決まり、ローンを組んで購入しました。
ローン返済と子育てとで、生活費を賄うには、共働きは必須でした。
妻もそのつもりで、従来通り正社員で働いていてくれました。
子育てとの両立は大変だという事は、見ていても分かりました。
自分はできる限り節約し、給料は全額を妻に渡してお金のやりくりをお願いしていました。
家を購入し子供も2人、家族4人の生活
そのまま夫婦どちらも同じ仕事を続けていれば、経済的に特別困らないように、プランを立てていたのです。
ところが、自分の勤務先の経営状態が悪化し、毎月の手取りが減っていくようになりました。
ボーナスも、結婚当初に受け取っていた額より下がっています。
妻の方は、相変わらず順調に仕事をして、どんどん昇給しているというのに。
私は夫として、恥ずかしくなって来ました。
実際、生活費のやりくりも、苦しくなっているのは分かりました。
さらに、自分自身が、会社内での立場が苦しくなっていました。
業務成績が悪いとされ、上司に叱咤され、疲労困憊する毎日です。
仕事ができないというレッテルを貼られ、会社に居づらくなりました。
転職したいと考えるようになりました。
しかしそれを妻に相談すると、大反対されました。
妻の意見では、「家の事は、心配しないで良いから、今の仕事を続けてほしい」との事です。
確かに、その時自分は、すでに40代になっていました。
よい転職先なんて、見つかるはずもありません。
その事を考えてくれていたのだと思います。
ただ、自分は現在の会社に居るのが辛いので、愚痴が多くなり、転職したいと口癖のようになりました。
転職の話をするたび、嫁が激怒するようになり、結婚生活がうまくいかなくなり始めました。
転職し、離婚に至る
自分は、少しずつ転職活動を始めました。
今の会社に嫌気がさしてしまったのです。
振り返ってみると、自分の弱さが招いた結末だと思って様々な後悔があります。
もう少し、その会社に所属していれば良かったと思っています。
自分は、結局、転職したのです。
転職先では、人間関係は初めのうちは良かったですが、徐々に皆の本性がわかってきました。
それと共に、会社などどこも同じ物だと気づきました。
収入も、以前よりさらに手取りが減りました。
嫁はその頃、すでに僕に愛想をつかしていた様です。
僕が転職したのとほぼ同時に、子供を連れて出て行ってしまいました。
嫁を説得できないうちに、転職したのが原因です。
大反対にも関わらず、転職した夫に対して、信頼できないと感じたのでしょう。
マンションのローンは僕が払う事になり、妻は慰謝料も、子供の養育費も不要という事でした。
現在になって考えると、もっと良い解決方法があったのではと悔いの念がやみません。
子供にも会いたいし、可能であれば妻に戻って来てもらいたいです。
妻が離婚すると言った時、もう少し引き留めておけば良かったと思っています。
何を考えても、あとの祭りです。
夫の無神経に限界! これといった決定打はないのですが離婚できるのでしょうか?